台湾への宣伝で悩んでいませんか?そんな場合、一番検索されているキーワードから読み解く事が可能です。
台湾で一番検索されているキーワードはなんでしょうか?
キーワードとはその地域の現在のトレンドを顕著に表してており、キーワードを知ることで現地に住む人々の潜在的な欲求や需要をを読み解く大きなヒントになります。
2018年1月にHootsuiteが発表した統計データを元に、日本の検索ワードランキングと合わせて台湾の現在のトレンドの全体間を把握してみましょう。
目次
日本と台湾の一番検索されているキーワード
台湾のトレンドを理解するにあたり、まずは日本のキーワードランキングを見て日本のトレンドを肌感覚で実感してみたいと思います。
日本で一番検索されているキーワード ランキング
# | クエリ | Index |
01 | 天気 | 100 |
02 | モンスト | 61 |
03 | 大阪 | 51 |
04 | ヤフー | 49 |
05 | youtube | 49 |
06 | 漫画 | 48 |
07 | ニュース | 44 |
08 | 映画 | 39 |
09 | 楽天 | 33 |
10 | アニメ | 32 |
11 | 京都 | 29 |
12 | 野球 | 28 |
13 | Yahoo | 28 |
14 | まとめ | 27 |
15 | ユーチューブ | 23 |
16 | ポケモン | 22 |
17 | イオン | 22 |
18 | Amazon | 21 |
19 | 20 | |
20 | アマゾン | 20 |
日本における検索キーワード第1位は「天気」でした。アプリ経由ではなく、ブラウザ上で検索してお天気の詳細を確認しているようです。
日本には四季があり、台風等の自然災害の多い地域。多くの人々が日々の天候の移り変わりに気を配っている事が想像できますね。
そしてなんと2位には「モンスト」。日本は世界的に見てもアプリゲーム課金大国で、中でもモンストは2017年に1300憶の収益を出していますが、やはり攻略などの情報収集の影響でしょうか、キーワード検索でもトップでした。
こんなに長く収益を出し続ける事ができるモンストのマーケティング部隊は本当に素晴らしいですね!お手本にしたいです。
3位に大阪と11位に京都と関西の地名がランクイン。地名がランクインするということは観光の名所だから?かと思いましたが、関西エリアは人気の観光地上位にランキングしているものの、他県の方が更に上位にランクインしています。
ですので、なんの検索意図があるのか疑問が残ります…。
他のキーワードはECショップやエンターテイメントの領域での検索意図が多く、特に大きな違和感のない日本の自然的なトレンドを表しているランキングとなっています。
逆に言うと面白みがないと言うのでしょうかね・・・
台湾で一番検索されているキーワード ランキング
それでは台湾のランキングを見てまいります。
※・・・日本語補足
台湾では繫体漢字を利用しているので、日本語訳も追記しています。
# | クエリ | Index |
01 | Youtube | 100 |
02 | FB ※Facebook | 99 |
03 | Yahoo | 92 |
04 | 翻譯 ※翻訳 | 71 |
05 | 70 | |
06 | 天氣 | 55 |
07 | 電影 ※映画 | 48 |
08 | 48 | |
09 | 氣象 ※天気 | 38 |
10 | 捷運 ※地下鉄 | 37 |
11 | 新聞 | 36 |
12 | iphone | 35 |
13 | 高鐵 ※新幹線 | 34 |
14 | 火車 ※鉄道 | 34 |
15 | LINE | 33 |
16 | 發票 ※領収書/レシート | 31 |
17 | 漫畫 ※漫画 | 29 |
18 | PCHOME | 28 |
19 | 奇摩 | 28 |
20 | 匯率 ※為替 | 27 |
なんと、1位にYoutubeと2位Facebookが来ております。
台湾はFacebookの利用率が世界1位であり、Facebookばかりピックアップされる印象を持ちますが、実は台湾のYoutube利用率はFacebookと遜色が無いほど浸透しています。
中華系の人々は横の繋がりを大切にし、クチコミに影響される特徴を持ちます。
Facebookでの情報拡散やYoutuber動画でのPRに効果があると言われる理由は、実際のプラットフォーム利用率から見ても明らかです。
>>台湾インフルエンサープロモーションに関してはこちらから<<
3位にYahooがランクイン。これもあまり知られていませんが、台湾でのYahoo利用率は日本に続いてASEAN主要国で第2位を誇ります。
検索エンジン単体としてはGoogleに遠く及ばないですが、豊富なニュース情報や拍賣(ヤフオク)を利用できるため未だに一定数のユーザーが定着しています。
日本と同じように天気や交通情報等、エンターテイメント関連のキーワードもランクインしていますが、注目したいポイントは、4位の翻訳と20位の為替です。
台湾は35980平方キロメートルで九州と同程度の小さな島国。
海を越えた諸外国との交易は当たり前に盛んです。
そのため諸外国の情勢や動向に敏感でやり取りも活発であるのは想像しやすいはずです。
日本では馴染みがありませんが、家族や友人の会話で為替がいくら~なんて会話は結構当たり前。
JPN↔NTDの為替に詳しい人は多いです。
気になる人も多いかと思うのが16位の發票(領収書/レシート)。
実は台湾では買い物した後に発行されるレシートには必ず番号が振り分けられます。
この番号が宝くじの機能を持っており、定期的に発表される当選番号に当選すれば最大数百万円の懸賞金がプレゼントされる仕組みです。
しかも少額だと結構な確率で当たります。
経済を回す方法って色々ありますね!
キーワードから見る台湾へのプロモーション方法
キーワードを見るだけでも少しは台湾の人々のトレンドが読み取れる事がわかりました。
特に、日本のキーワードランキング上位だった大阪や京都などの漠然としたキーワードは検索意図を読み解くことに苦労しますが、台湾の1位、2位を占めたYoutubeとFacebookなプラットフォーム等わかりやすいキーワードであれば、台湾での宣伝と広告にはYoutubeとFacebookが効果的と言う仮説が確実へと変化します。
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商習慣の違いと国民性の違いをしっかり理解してプロモーション戦略を立案する事は非常にセンスが問われます。
この両方を抑えたで少しでも広告効果の高い施策の立案・実施を行っていきたいものです。